5)雨乞地蔵石(あまごいじぞういし)
上郷の下洞(しもほら)の後方の山を長ヶ森(ちょうがもり)と呼び、長願寺という寺があった。そこのお坊さんは終日修行に余念がなかったのだが、ある日読経(どきょう)をしていると、前方を絶世の美女が通ったので見惚れたところ、お坊さんはたちまち石と化して下の畑に転げ落ち、里人は「地蔵石」と呼ぶようになったと伝えられる。また、旱天(かんてん)続きの時はこの石を川に入れて雨乞いをしたので「雨乞地蔵石」ともいわれている。
この雨乞いは大正時代まで行われていた。
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