さひないじょうあと・さひないだてあと
館跡は館南方の佐比内川(さひないがわ)に中沢川(なかざわがわ)が合流する右岸の山上(熊野神社境内)にあり、尾根続きの北側を除く三方はいずれも急峻な地形を呈しています。
佐比内川に沿う遠野街道を眼下に見下ろす交通の要衝で、対岸には古館(ふるだて)が残っています。
館主は河村秀清(かわむらひできよ)一族といわれていますが、至徳(元中)元年(1384年)、十三代秀基(ひでもと)の代に大巻より移って来たものともいわれます。
天正年間(1573年-9年)には河村喜助(かわむらきすけ)が館主であったといわれています。
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